皆さんこんにちは!古川ゼミ1期生、教務の小池真翔です。
私は読書が好きでMBOsでも読書に関するものを作って読書習慣を失わないようにしています。そこで今週のブログでは私が昨年度読んだ本の中で紹介したいものを1冊紹介したいと思います。
喜多川泰「運転者‐未来を変える過去からの使者‐」
紹介したい本というのは喜多川泰さんが書いた「運転者」という本です。
この本は仕事も家庭も上手くいかない保険営業マンの主人公が「運転者」という不思議なタクシー運転手と出会い、人生が好転していく物語です。
この本の中で私が印象に残った言葉がいくつかあるので紹介します!
①常に上機嫌!
まずこの本の「運転者」とはタクシーの運転手のような意味ではなく、「運」を転ずる者という意味です。この本では「運」について書かれている部分があります。
人生の中では運が劇的に変わる場というものが存在する。「運」というものは「いい」「悪い」で表現するものではなく、「使う」「貯める」で表現するもの。先に「貯める」ことで「使う」ことができる。「運がいい」と思われている人は貯まったから使ったに過ぎない。
喜多川泰「運転者‐未来を変える過去からの使者‐」
運が劇的に変わる場を捕らえるためのアンテナは誰しもが持っている。しかし、これは上機嫌でなければ機能しない。日々の生活の中に幸せの種は散らばっているが、不機嫌な人はこれに気付くことができない。上機嫌な人はこれらの種を見つけることができる。
喜多川泰「運転者‐未来を変える過去からの使者‐」
確かに自分の人生を振り返ってい見ても、不機嫌な時によいことが起こった記憶はありません。むしろ悪い時には悪いことが立て続けに起きた記憶の方が残っています。不機嫌でいるというだけで様々な人と話す機会を失ったり、人生が好転するチャンスを見逃したりするのはもったいないです。
私はこの本を読んで上機嫌でいることが人生が好転するために必要なことだと学ぶことができました。
②本当のプラス思考
まずプラス思考の前に、この本の中でタクシー運転手が「生きる」とはどのようなことなのか説明しています。
自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっているときには誰にもわかりませんよ。どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、それが〈生きる〉ってことです。
喜多川泰「運転者‐未来を変える過去からの使者‐」
この言葉を読んで私はとても感動しました。「今は失敗に思えるようなことでもそれが後の成功の糧になるかもしれない」と思うことができれば失敗というものは存在しなくなります。
これを踏まえて本当のプラス思考とは何かについてタクシー運転手は次のように説明しています。
自分の都合のいいことをイメージしていれば、それが起こるなんて、プラス思考じゃないですよ。本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょう。
喜多川泰「運転者‐未来を変える過去からの使者‐」
プラス思考と聞くと「プラスのことを考えていれば、実際にプラスのことが実現する」というのが一般的ですが、それはプラス思考とは呼べません。
人はだれしもが、どんな出来事でもプラスに変えることもできればマイナスに変えることだってできます。起こったことに対してどう考えるのかが重要です。起こったことに対してプラスに考えることができれば、後々の成功にこの経験がつながるかもしれません。
この部分を読んで私はプラス思考について勘違いしていたことに気づきました。
どんな出来事もプラスに変える力を持っているのならば、それは使うに越したことないと思います。
起こったことに対してマイナスに考えてもそこから生まれるのは「後悔」だけです。しかし、プラスに感がることができれば自分の将来にプラスに働くかもしれません。
本当のプラス思考を身に付けて、どんなこともエネルギーに変えて頑張りたいと思いました。
まとめ
いかかがだったでしょうか!
今回は私が読んで印象に残っている2つの言葉を紹介しましたが、他にも印象に残っているシーンばかりの素晴らしい本です!
この本は特に悪いことが立て続けに起きて気分が下がってしまっている人におすすめです。この本を読めば勇気をもらえると思います。私はこの本を読んで自分がどれだけ小さい視野で生きてきたのかを思い知らされました。もっと広い視野を持って生活していこうと思わされます。
これからもたくさんの本を読んでいくつもりなので、また紹介したいものがあれば皆さんに共有したいと思います!
それでは次回のブログもお楽しみに!